作成のきっかけ
スマホから探せる忘れ物タグっていくつかあるんだけど、スマホじゃなくて、Bluetooth搭載のPC(今回はRaspberry Pi)から探せないのかなと思い、やってみた。
使用した忘れ物防止タグはMAMORIO。
探せる範囲はRaspberry PiのBluetoothでそのタグを検出できる範囲です。
使用方法
1.ブラウザでアクセス
2.Raspberry PiでMAMORIOが近くにあるか、Bluetoothで検索。
3.画面に表示
というもの。
構成はこんな感じ
・MAMORIO (なくし物防止タグ)
・Raspberry Pi(今回使用したのはRaspberry Pi 3 Model B)
-Node.js
-bleacon(iBeaconが使えるモジュール)
-nginx (Webサーバ)
-PHP
構築の流れ
1)nginxとPHP
nginxとphpが利用できる環境は、ブラウザから実行させるためのものなので、コマンドラインから探すのでよければなくてもよいし、そもそもPHPじゃなくて、pythonとか好きな言語でよいと思う。
nginxはもちろんApacheでも問題ない。そもそもnode.jsを代わりにすることもできるのかも。
2)node.jsとbleacon
下記のサイトなどを参考にして、node.jsと、bleaconをインストール。
Raspberry PiでiBeaconを受信する(Node.js + bleacon)
https://qiita.com/yuyakato/items/739443960fac2668f4a3
3)MAMORIOのuuidを確認
iBeaconを特定するためには、MAMORIOのuuidを調べる必要がある。
下記のサイトのスクリプトを実行して探すと近くにあるタグを検出できる。
ややこしいのは、iBeaconのタグが家に複数あると、どれがどのタグなのか探しにくい。
それらしきタグのuuidを見つけたら、その場合はタグを移動させるとか、電磁シールドを施したの箱に入れるとかで見つけられると思う。
たった5行!最も簡単にiBeaconの電波を「受信」する方法
https://qiita.com/kpkpkp/items/c2899e548da1c5e2c28e
4)PHPから実行できるように、ごにょごにょする
MAMORIOがnode.jsで検出できるようになったらあとはそれをPHPから実行できるようにして、
画面に表示させたら完了。
忘れ物タグ
忘れ物タグで重要なのは「バッテリーの持ち」「サイズ」「価格」「デザイン」だと思う。
MAMORIOは小型で、バッテリーは半年以上持つ。最大の欠点は自分で電池交換ができない点だと思う。(といっても勝手にやっちゃうのだが。)
筆者、MAMORIOと併用で、NUT find 3というのも使っている。
こっちは、スマホから呼び出しができる機能と、スマホから離れると自動でアラームが鳴る機能が気に入っている。逆に家の中で、タグのほうからスマホも鳴らせる。
そういう意味では、NUT findのほうが、利用頻度が高いのだが、MAMORIOは、
MAMORIOのユーザー同士の力を使って、探すという機能があるので使っている。
その他のアイデア
これを応用すれば、家に帰ってきた時に、自動でLINEを送るとかできると思う。
iBeaconは、もともとApple主導の仕組みで、iPhoneに情報を送るような仕組みとしてつかうのが、そもそもの想定なんだろうが、Androidでも使えるし、Raspberry Piで使ってみるというのもありだと思う。
忘れ物・探し物をなくすには
まず家の中でものがなくなるのは、所定の場所に整理しておくこと、
重要なものは、一定の置き場を設ける事が肝心だと思う。
忘れ物をなくすためには、色々ものを持たない事だと思う。
必要な場合は、持ち物リストを作成し持ち歩き、定期的に確認する。
忘れるというのは亡くす心という事だから、そうならないようにするには、
時間と心に余裕を持つ事が大切だ。
考え事をしていたり、焦っているときにはうっかり忘れ物をしてしまいがちになる。